図書館の本が
26万冊も行方不明なのだそうだ。今日の読売新聞1面に出ていた。
私自身は図書館の本は読めない。心理的にストッパーがかかっているらしくて「借りに行こう」という気になれないのだ。読みたい本は全部買う。だから家に本がどんどん増殖している。
そういう人間なので「へ~」と思って読んだのだが『借りる人』のマナーの悪さは知っている。
生徒たちが私の本や楽譜を借りて行くのだが中には信じられないくらいひどいのもいるのだ。
例1>小学生が借りて行って4か月経っても返さないので聞いたら「学校の読書の時間に読んでいるから学校に置いてある」と。「読み終わったら返してね」と言ってさらに2か月後に持って来たのを見たらカバーがなくなっていて本体だけだった。それで「借りたものは元の姿のままで返すもの」だと言わなければならなかった。
例2>大人の生徒にポピュラーの楽譜を貸したら紙がブヨブヨになって戻って来た。「すみません。布の袋だったので雨に濡れてしまって。乾かしたのですが」と言う。絶句してしまった。ポピュラーの楽譜だからいいけど(輸入版なんか貸さない)「普通 借りた物をこういう風にしてしまったら新しいのを買って返す、とかしないと常識が疑われるよ。友達なくしたりするから借りた物には注意しなくちゃ」と言わなければならなかった。
例3>幼稚園教諭の生徒が図書館で楽譜を借りて来た(図書館に楽譜まであるなんて知らなかった)。「園で使うのに良さそうな曲をチェックして来たんです」と出された楽譜を見て目をむいてしまった。いくつもの「チェックした曲」のページの角が三角に折られていたから。それで「これは図書館で借りたものなんでしょ?不特定多数の人が借りて利用するものでしょ?あなたが返した後でも誰かが借りるものなんでしょ?一度折り目が付いたら紙は元にはもどらないのよ。自分の物なら楽譜の角に折り目が付いていてもいいけど借りた物をこういう風にするのは良くないことだ」と言ったら初めて気が付いたようでにわかにあわてだして折り目を広げて「どうしよう」となぜていた。「ポストイットはこういう時のためにあるんじゃないの?」と言ったら「はい 本当にそうですね。次から気をつけます」と。24歳になるまで本当にそういうことを知らなかったのか?と思った。
今では貸す時に「元の姿で返してね」と一言言ってしまうし、ポピュラーの楽譜を貸す時は、取っておいた楽器屋のポリ袋に入れて貸して「このままこの袋に入れて返してね」と念を押す。
今の子は他人から借りた物に対するマナーとかについて たぶんハナから教えられていないのだと思う。私がうるさすぎる?そうは思わないけど。
図書館の本がなくなるのから話がずれてしまったが 借りる側の意識改革をしていかないといけないのではないかと思う。
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