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2009年5月19日 (火)

生物・生物・生物・・・・・

先週の木曜日以来「生物がわからない」という生徒が目白押しで中学生も高校生も生物 生物と生物ばかりやっている。

なんで「生物がわからない」のかがわからなかった。だって「これはこういうものなんだな」と思ってそのまま覚えればいいことじゃないか、と思っていたのだ。しかし今日そのナゾが解けた ように思う。

要するに世間一般の常識になっているようなことを知らない(授業で聞いていない TVで見て聞いていても流してしまっている)からわからないのだ。エ~何で知らないんだ?こんなの常識の範囲内だろう?ということを このごろの中学生高校生は知らないものなのだよ。

単細胞、多細胞って自分の体を考えりゃわかりそうなものだけどわからない。自分の体が細胞の集まりだという認識がなかったらムリか?そこで怪我がなぜ治るのか という話から体細胞分裂の話になる。

遺伝子(DNA)、染色体、なんて よく聞く言葉だろうに流しているから「知らない」で済ましてしまっている。だから卵子と精子がそれぞれ23セットずつ染色体を持っていて受精すると46になって それを=2nとする なんて言ってもわからない。生物の情報と言ってもわからないから「この卵子の持ち主はニンゲンで女で日本人で体格はこれこれで足の長さはこれこれで鼻の高さはこれこれで頭の程度はこれこれで というのが その生命体の情報というもので それが全部記録されているのが遺伝子というものだ」という乱暴な説明をするわけなのだ。

酵素だって漂白剤や洗剤のCMで聞いているのに(分解酵素とまで言っていたような気がする)「知らない」。

他にも知らない言葉はというと 純水とか水がH2Oであることとか(商品名にもあるのに何だと思っていたのか)過酸化水素水=オキシドールであること とか生理食塩水とか とか。水道水には不純物がいっぱい混じっている なんて言うと目を丸くしてるもんなあ。カルキなんて言葉も知らなかったぞ。

ひとつずつ細かく説明しながらやっていたら試験範囲を復習するのに 学校でやってきた授業時間の倍くらいかかってしまう。浸透膜を説明するのに膀胱膜の話なんかしてたら時間がかかってかかって・・・・・高浸透 低浸透の説明に しおれたホウレンソウを水に浸けとくとパキパキになる なんてのを例に挙げたり・・・・・抽象が理解できるレベルではないから身近なことに具体化して説明しないと理解できないから苦労する。

それで今日の高校生には太字の語句とその説明にマーキングさせながら説明しながら音読させた。しかし・・・・読めない・・・・・・。太字の語句にはルビ振ってある親切な教科書なのだが それ以外の漢字が読めないのだ。。。。。藤原正彦先生ではないが やはり理解の源は国語力にあると思う。

目に見えないものを勉強するのは ある程度以上の知的レベルにないとムリなのかもしれないとつくづく思う。でも 家でそういう話ってしないものなのかなあと思う。うちでは親子でTVを見ていると子どもたちから質問がたくさん出て その都度説明したりしてるけどなあ。まあ そうやって説明したって忘れていることの方が多いとは思うが。

オシャレのこととか流行の服や髪型とか化粧品とか化粧法とか原付免許とかバイクとかに関してはディープな知識を持っているのだろうが 今知っていなければならないことをもっと大事にしてほしい。今 知識を取り込まなければ あとになってわざわざ知ろうともしないだろうからそのまま「何も知らない大人」になってしまうぞ。



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