引き算
引き算は中学生の勉強の上で最大のネックかもしれない。
今日 塾での生徒を見ていてつくづくそう思った。
まず引き算で答えを出すという発想自体がない。
だから三角形の外角と内角がひとつ出ていても残りの内角の値が一発で出せない。外角と隣り合った角を180°から引いて出ている内角とそれを足してさらに180°から引いて答えを出している。前回の授業で外角と内角をしつこく教えていても逆算で出すという発想自体がないのだな。言ってみれば「引き算で考えられない」ということだ。
やっと理解して引き算をしても 今度は87°-29°をノートの隅に筆算でやリ出す。10の位から引いて行く方が早いというのを知らない。律儀に繰り下がりを書いて1の位から引いて行く。
それで80-20=60。9-7=2。60-2=58。というやりかたを教えたら目が輝いてしまった。マイナス計算の応用なのだが そんなのはわかっていないなりに計算は早くなった。
180°-68°だって筆算しないで180-60=120 120-8=112の方が早いだろうし苦労もしないし繰り下がりで間違えることもないだろう と言ったら 本当に救われた笑顔になって一生懸命取り組み始めた。
小学校で繰り下がりを教える時だって 10から8を引いて残った3を足す という具合に教えているわけだから ある程度学年が上がったら自分で気付けない生徒には こういう計算のしかたを教えてやった方が親切なんじゃないかと思うのだが。
こういう計算て 中学受験をした子はできるんだよね。その辺から格差が出ていることを考えると複雑である。
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