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2011年1月11日 (火)

タイガーマスク運動

何人目かの伊達直人がいみじくも言ったように「タイガーマスク運動」になってしまったようだ。

今日だけで70人くらいの善意の贈り物があったそうだ。

伊達直人だけでなく矢吹丈も桃太郎も現れたという。

贈り物もランドセルだけでなく 文房具やプリンタ おもちゃ 100万円 野菜や米などなど いろいろ贈られているらしい。

「ランドセルばかり そんなに贈って 必要なかったらどうするんだろう」と思っていた。必要なかったとしても善意の贈り物は粗末にできないから困ることもあるんじゃないかと思った。だからきっと後発の善意の人たちも考えているのだろう。

テリー伊藤が「個別にではなく、おおもとの所に贈った方がいいんじゃないか」と言っていたが「そうすれば必要としている所に適切に配分してくれるだろう」という意味で言ったのだと思う。確かにその方がムダなく配布されるかもしれない。

でも その「おおもとの所」ってわかりにくい。
市の教育委員会か?県の教育局か?市役所か?県庁か?どこに持って行くのがいいのだろうか?それよりは地域にある児童相談所や児童養護施設の方が具体的だから贈りやすいのだと思う。


60代くらいの人たちには、児童養護施設の子供たちはお古の服を着てお古のランドセルを使って食べるものにも窮している、というイメージがあるのかもしれない。
思うに行政が信用されていないところがあるんじゃないか?お金で寄付すると「何に使われてしまうかわからない」と思われているんだろう。でもランドセルに使う分の予算が別のところに使えるわけだから良いことである。

この際だから「何が必要なのか。何が足りなくて困っているのか」を公にしてしまったらどうだろう。案外 善意の人たちの現物支給で予算削減ができてしまうと思うのだ。

うちはまだまだ子供たちにお金がかかるから寄付する余裕はないが 寄付する余裕のある善意の人たちがたくさんいる、ということを聞くと「日本も捨てたもんじゃない」と思えてうれしい。

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