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2011年1月 9日 (日)

焼かないとムリ

息子が「白熱教室」の上巻を「読みたい 貸して」と持って行っていた。

難しくてわからないだろうと思ったが、今日になって「~~の場合」の例の中から『漂流した人たちが、死にそうな身寄りのない少年を殺して食べて無事生還した』というのについて自分はどう考えるか、という話を始めた。

「道徳的にはいけないと思う」
「いつ救助が来るかわからなくて食べるものもなかったらしょうがない」
「その人に許可をもらわなかったのはダメだと思う」
などなど 突っ込み所がテンコ盛りである。

いろいろ質問してみた。
「君なら『君はもう死にそうだから食べていいですか』って言われたら『どうぞ』って言うのかな?」
「その人を食べ尽くしても救助が来なかったら次の人が殺されて食べられるの?その場合 誰が死ぬかはどうやって決める?」
答えはシドロモドロ。考えれば考えるほど散らかっていく。面白れ~。
「おなかがすいたら君なら人間のお肉を食べられるかな?」
しかし この質問の答えに ひっくり返りそうになった。

即答
いや さすがに焼かないとムリ

おなかすいてて人間のお肉しか食べるものがなくて そうしたら「焼けば食べられる」のかお前は
sign03考え直せsign03だよね~。人間の尊厳と食欲を秤にかけたら食欲に負ける か。

そこから食人は なぜタブーなのか、とか「アンデスの聖餐」の話にシフトしていった。人間の尊厳については「オレだって それくらいはちゃんとわかってるよ。」だそうだ。ただ どうわかっているかというと「生き残っても あの人は人間のお肉を食べた人だって一生言われる」という理解のしかたである。まあ確かにそうだろうが。

極限状態での人間の尊厳とは。考えさせられる問題である。

この例に対する息子的な結論⇒「少年が死ぬまで待ってから食べれば良かったのに殺して食べちゃったからいけなかったんだ。でもおなかすいてるし いつ死ぬかわからないもんね」

ハイハイ・・・・・・
哲学は10年早かったか・・・・・

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