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2013年12月17日 (火)

割れた本

本が割れるってヘンかもしれないが、本当に「割れた」としか言いようがない。

モノは京極夏彦の「鉄鼠の檻」講談社ノベルス版である。

なんか理屈っぽいのを読みたくなって引っ張り出したら途中で割れて背張りが破れてほとんど取れかかっていた。あまりの厚さに背貼りが耐えきれなかったらしい。カバーをかけたままで読んでいてもヨレっと落っこちる。

最初、製本テープで補強しようかと思ったのだが 考え直して割れて破れた所から切ってしまった。

よく見ると他にも三か所割れているところがあった。それで割れた所をパコっと開いてはカッターナイフで切り離し。

結局 内容と全く関係ない所で4つに分けてしまったわけだが。

これが思いの外快適だったのである。

カバンに入れて持って出るにも軽いし、片手で持って読めるし。京極堂の作品の中でも特にペダンティックな作品だから「禅」を考えつつじっくり読む。あまり急いで読みたくない本だから4分割しても全然OK。

不思議とページがバラバラになることもなく、端が丸まってしまうこともなく、4/4の部分に取りかかっているところ。1/4と4/4は表紙と裏表紙が付いているから丈夫みたい。

読み終わったらカバーでまとめて本棚に戻しておけば 外見にはわからないだろう(笑)。

そうやって読んでいたら子供たちが「本をそんな風にしちゃうなんてsign03」と非難して来た。

バカモノメ。ノベルスだけど、お前らの読んでる内容の薄いラノベとは違うんだよ。と思いつつ 昔 子供の時に北杜夫の本で読んだ(たぶん)お友達のエピソードを話してやった。

その友達はすごい勢いで本を山ほど読む人だったけど、古本屋で岩波文庫を買うと まずその場で表紙と裏表紙を破って取って、真ん中で半分に分けて破いて半分に折り曲げてズボンの右と左のポケットの中に突っ込むのだそうだ。「こうすると持ち運びやすい」というのが その理由で、読み終わると捨てるとのこと(だったような気がする)。

それを読んだ時は私だって「本をそんな風に扱うなんてsign03」とショックを受けたものである。

しかしはからずも講談社ノベルスが割れたために それを実践するような(いや 捨てないけど)ことになったわけで、なんとなくクスクスしてしまう。

カフェで そんな状態の本を読んでいるのを見たら「この人は何てことをやってんだeye」と思われるだろうなあ と思うとなんとなく面白いような気がして。

なんとなくわかったのは、本を半分に切って読み終わったら捨ててしまうというのは その人にとって大事なのは「本」ではなくて「内容」の方だったのだろう、ということ。その人にとって「本」はコンテンツ以外の何物でもなかったということだな。

そこまで達観できないが、今日も4/4を読んでいるcoldsweats01

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