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2014年7月17日 (木)

紙つなげ!彼らが本の紙を作っている

東日本大震災で被災した日本製紙石巻工場の再生のノンフィクションである。

私がノンフィクションを読むのは珍しいことなのだが、これはどうしても読みたくて買った。

理由は:本が好きだから  

というより“重症活字中毒患者”?
これはもう“金欠病”と並んで、私にとっては不治の病としか言えないものなのである。

紙の手触りも めくる喜びもよく知っているつもりだった。

しかし本の紙を作っている人たちがどんな思いで作っているのか、までは考えていなかった。

本を作っている人たちが どんなにこだわって紙を選んで(あるいはオリジナルを作って)いるのかも知らなかった。

製紙会社 というのは漠然と「紙を作っている会社」という認識しかしていなくて、当たり前のことだがその紙が本になっているわけなのだが。製紙会社ってただ「紙を作っている」のではなく「特定の本用の紙を作っている」所で、出版社は製紙会社の紙を買って本を作っているのではなく「自分の本用の紙を製紙会社に作らせている」ところだったのか、と遅ればせながら気が付いた。

文庫も
新潮社 講談社 小学館 集英社 角川 その他 文庫も会社それぞれ紙が違う活字ポイントが違うのはわかっていたが 各社(それも文庫本によって、作者によっても違う)のこだわりまではしらなかった。『角川オレンジ』とは。目からウロコみたいな話だった。思わず本棚から各社の文庫を取り出して見比べてしまったものだ。

酸性紙と中性紙、知識としては知っていたが 文庫でそれが切り替わったのが約20年前ということも知って 古い文庫を引っ張り出して見比べてしまったり。

本当に当たり前のことなのだが 書籍用紙 文庫用紙 コミック用紙 他にも教科書 図鑑 辞書 ノート コピー用紙それぞれ全部別物なのに それが当然のことのように思って 毎日無自覚に読んでいた。目が開く思いがした。

巻末に 本文:オペラクリーム、口絵:b7バルキー、カバー:オーロラコートとあり、それぞれ厚みが重量で表示されていた。読み終わってしみじみ触ってみた。


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